呼び出し秀男 

両国国技館の画像


 大相撲「立呼び出し」の秀男さんが、23日の九州場所千秋楽を最後に定年退職となりました 


 1969年3月場所の初土俵以来、46年に渡る「呼び出し」人生でした 


 コチサが本格的に秀男さんの事が気になりだしたのは、まだ「立呼び出し」になる前です。


 秀男さんが「立呼び出し」になったのは2008年、「副立呼び出し」になったのは2004年です 


 しかし秀男さんは2003年の9月場所から、結びの一番の呼び上げを担当していました。


 いつの頃からか、結びの一番になると、「東ぃ~♪」と、清く澄んだ真澄のごとき清々しさが耳に響くようになりました 


 声を生業としているコチサには、とても気になる「響き」です 


 場内アナウンスの「呼び出しは秀男」という紹介で、コチサははじめて秀男さんを知りました。


 秀男さんの呼び出しは、結びの一番だけです。


 「立呼び出し」だからです。


 横綱白鵬関は、秀男さんにたくさん名前を呼んでもらえますが、結びの一番で戦えない力士は秀男さんに名前を呼んでもらえないのです 


 秀男さんに四股名を呼んでもらいたい為に、一生懸命稽古に励む力士がいても不思議ではありません 


 秀男さんの「」はそれ自体が「芸術」だからです 


 …とひとり秀男さんに思い入れをしていたコチサですが、実は秀男さんファンは他にもたくさんいたようです 





 2014年11月23日、九州場所千秋楽は盛り上がっていました。


 横綱白鵬関が、あの大横綱大鵬関の優勝記録に並ぶ場所だったからです 


 そしてファンの期待通り、その時は千秋楽結びの一番にやって来ました 


 しかしそこでテレビカメラはおしゃれな演出をしてくれました 


 白鵬関と対戦相手の鶴竜関の映像の間に、
呼び出し秀男さん、46年間お疲れさまでした
という客席の横断幕を映してくれたのです。


 そして対戦前の両横綱向ける拍手と同じくらい大きな拍手を受ける「立呼び出し秀男」さんの顔のアップまで 


 秀男さんは、かつての昭和の男たちがそうだったように「心で語る」というように表情を押し殺し、じっと拍手を聞いていました 


 その顔を見て、
歳を重ねて、こんな顔になれるような人間になりたい
と思ったのはコチサだけではないはずです 





 秀男さんの呼び出しは、美しい声の調べがどこまでも尽きることなく響くのが特徴です 





 コチサ
「だから相撲好きだった天国のおじいちゃんやおばあちゃんにもが届いていたはずなのに、これからはどうするんだろう? 


 おばあちゃん
「暫くは、ワタシがこの世界に降りて来るわ ヽ(*´∀`)ノ」


 コチサ
「でも毎日毎日じゃ大変じゃない? 


 おばあちゃん
「大丈夫や。
すぐにまた秀男さんの後を継げるような、立派な立呼び出しも育ってくるじゃろて。
そういうもんなんや、世の中は (^O^)」





 おばあちゃんが言うのは、心で語る秀男さんの顔にれ、その志を新たに一層精進を重ね、第二第三の秀男さんが出て来るということでしょうか…


 秀男さん、長い間ご苦労さまでした 





 おばあちゃん
「なぁサチコ、ここだけの話だけど、秀男さんってツヨシと顔がとると思わんか?」


 コチサ
「うん、コチサもお父さんに似てると思った 


 おばあちゃん
「ただ似ているのは顔立ちだけや、人生の深みや渋みでは秀男さんの足元にも及ばん (*゚▽゚*)」


 コチサ
「ツヨシは、まだまだこれからですな 


 お父さん
こらぁ!
こんなええ話の時にまで、ワシをおもちゃにするなんて。
精進を重ねるべきは、母さんとサチコでしょ 


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