二人のおばあちゃん 

教会の画像


 コチサ
おばあちゃん元気かなぁ? 


 おばあちゃん
「昨日も来たのに、また呼ぶのか。
よっぽどワタシの事がきみたいやな 


 コチサ
「違うよ。
ハナエばあちゃんの方だよ 





 ハナエばあちゃんは、母方のおばあちゃんです 





 おばあちゃん
「ワタシはツルエと申します。
サチコの父方の祖母になります。
よろしゅうたのんます 


 コチサ
「おばあちゃん、誰に挨拶してるんだよ 


 おばあちゃん
「ところでサチコ、聞き捨てならないな。
お前は私よりハナエさんの方に会いたいのか?」


 コチサ
天国では、ふたりは仲良くしてるの? 


 おばあちゃん
「地上にいた頃と変わらんよ。
ハナエさんは穏やかで静かなええ人じゃ (^^)」 


 コチサ
意地悪してないでしょうね 


 おばあちゃん
「サチコ、お前はこのワタシをなんやと思っとる (ーー;)」





 家にお客さんが来た時、ツルエばあちゃんは上座に座り、お客さんをもてなす人でした 


 ハナエばあちゃんは、ひとり廊下に座り、お客さんの話をただ笑顔で「うんうん」と聞いている人でした 


 誰かが「お願いだからの部屋に座って下さい」と頼んでも、笑いながら廊下から動こうとはしませんでした 





 おばあちゃん
「なんやサチコ、ハナエさんは奥ゆかしくてワタシは図々しいおばあちゃんみたいやな (^_^;)」


 コチサ
「まぁそうだけど、そういう意味じゃないんだよ。
コチサはどっちのおばあちゃんも大好きだったし、どっちのおばあちゃんも大切な人だったんだよ 


 おばあちゃん
「ワタシも何度も『サチコに会いに下界に行こう』と誘うんやけど、ハナエさんは奥ゆかしいから『よろしくんます』と言って、来んのや。
だけどお前をしている気持ちは、ワタシもハナエさんも同じやで (#^.^#)」


 コチサ
「わかってるって。
だから今日は、ツルエばあちゃんに『ハナエばあちゃんによろしく』と伝えてもらおうと思ってね 


 おばあちゃん
がってんや
さっそく天国に伝えに戻るで。
ハナエさんも大喜びやろ (*^^)v」





 コチサは、そんな正反対の性格の二人のおばあちゃんにされて育ちました 


 コチサも同じように二人のおばあちゃんが大好きでした 


 ただ、性格はツルエばあちゃんにたようです 





 おばあちゃん
「サチコ、それどういう意味や?
気になってって来てしもうたやないか (/_;)」


 コチサ
「そういうとこだよ、ているの 



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