おはなしピエロ公演-「魔法の石」 

201408お誕生日会1
「こんにちは~、おはなしピエロのコチサでーす♪」


 8月の「おはなしピエロ」公演は、毎年カレーにまつわるお話をしています 


 毎年8月のこの日は、園児たちが朝から「カレー」を作る行事があるからです  


 野菜を収穫する、洗う、皮を剥く、小さく切る…


 など、それぞれの役割を楽しそうにこなします 


 三角巾とエプロンをした小さい料理人の笑い声が響きます 





 今回のお話は、5年前に上演をした「魔法の石」というお話の再演です 


 5年前と言えば、今5歳児の園児が0歳児として入園した年…


 もちろんえている子どもはいなかったです…





 舞台は69年前。
 終戦後の荒れ果てた生活で、仲の良かった村人たちの心も荒んできました。
 自分たちの生活で手いっぱい、お腹を空かしている村人がいても見てみぬふりです。
 そこで、この村の長老が一計をめぐらせました。


 「村のものよく聞け!
 ワシは魔法の石を見つけたぞ!
 この石さえあればみんなでお腹いっぱいカレーを食べられるぞ。
 カレーを食べたいものは集まれ



 疑心暗鬼の村人たちがまってきました。
 長老は、鍋に水を入れ、薪を焚きます。
 沸騰した湯に「魔法の石」を入れました。
 そして、ひしゃくで掬って味見を…


 「うまい
 ワシはこんなにうまいカレーをいまだかつて食べた事がない



 その言葉に、村人は生唾を飲み込みました。
 長老は続けます。


 「しかし、惜しい
 ここに、あとひと掴みの「」があったら、もっと美味しくなるのに…



 すると村人の一人が…


 「なら、私の家にあります。
 私の家の塩を持って来ますから使って下さい。
 その代わり、私の家族にもそのカレーをけてもらえないでしょうか?



 長老はその申し出を快く受け入れます。
 そして、鍋に塩が入ります。
 長老の味見は続きます。


 「うまい
 しかしジャガイモが入れば完璧に…



 「あと玉ねぎが…
 あと人参が…



 そして


 「鶏肉が…


 その度に、村人たちが自宅から足りないものを持ち寄ります。
 その頃には「魔法の石」の本当の意味を知った村人たちの顔に、かつての優しい笑顔が蘇ります。
 そして最後に、カレーのルーが入って、村人たちのを一つにまとめる最高に美味しいカレーができあがりました。





 今回は、子どもたちに「しお」「じゃがいも」「にんじん」...などと書かれたカードを首から下げてもらいました 


 自分のカードに書かれた具材が呼ばれると、子どもたちはの周りに集まって具材を放り込みます 


 そして煮えるまで「カレーのダンス」を踊ります 


 具材の種類が増えるごとにダンスのは大きくなります 


 一番乗りの「」役の園児は、最初こそひとりで恥ずかしそうでしたが、仲間が増えるたびに「先輩」として「新人」たちに振付を教える余裕が出てきます 






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「以前のように優しい心を思い出してもらおうと、長老が村人に語りかけます♪」

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「この魔法の石で、美味しいカレーを作るぞ~♪」

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「さぁ、味見をしてみるぞ~♪」

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「『しお』のカードを持った園児が登場♪」

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「一緒にカレーのダンス~♪♪♪」

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「『じゃがいも』さんも一緒にカレーのダンス~♪」

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「『玉ねぎ』さんも『にんじん』さんも一緒にカレーのダンス~♪」

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「『とり肉』さんも入ってカレーのダンス~♪」

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「『カレーのルー』役の先生も登場。みんなでカレーのダンス~♪」

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「こうして、何杯もお代わりをして、みんな満腹になりました♪」

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「もう、【魔法の石】の意味がわかってきたよね♪」






 「ジャガイモだけを独り占めして食べたって美味しくない。
 人参だってそうだ、玉ねぎだってそうだ。
 みんながしずつ持ち寄ればこうして美味しいカレーが出来るんじゃ



 長老の言葉に子どもたちは笑顔でうなずいてくれます 


 この「魔法の石」には、保育園の庭にある少し目立つ大きな石を使いました 


 5年前にもこの石を使って、あとで戻しておくと、その日から暫くは、「あっ、魔法の石だ 」と言って園児たちがはしゃいだと聞きました 


 今回も同じ石を使って、また同じ場所にしておきました 


 園児たちは気が付いてくれるでしょうか? 


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