69年目 

神社の画像


 親戚のおじいさん
「ワシのこの足にはな、鉄砲の弾がまだ残ってるんじゃよ 


 幼少コチサ
くないの? 


 親戚のおじいさん
「もうここは痛くはないさ、こっちは痛いがな 


 そう言ってトントンとを叩きました 





 市内に出れば、ガード下などで傷病兵の人たちが、失った片足や片手を包帯で包み、寄付を募っていました 


 その時点で、終戦から数十年、包帯から溢れていた赤い浸みは、本物の血では無かったはずです 


 それでも幼い子どもたちに、戦争のさ、悲惨さをわからせるには十分でした 





 今は、身体に鉄砲や焼夷弾の弾を入れたままのおじさんもいませんし、町には傷病兵もいません 


 あるのは古い映像で流される、あの日の記録だけです 


 フィルムの劣化で年々映像はかすれていきますが、人々の記憶はかすれることがないようにうこの日です 



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