迎え火・送り火 

お茶とお菓子の画像


 まだ日が残る7/13日の夕暮れ時、道路に面したお家の前で、年配の女性が腰をかがめて地面に苧殻おがら)を重ねています 


 道路に半紙のような白い紙を敷いて、その上に乗せています 


 このお家では「素焼きの焙烙(ほうろく)」は使わないようです。


 数秒後、苧殻は勢いをつけて燃え上がり、炎はゆらゆらと所在無げに揺れました 


 まるで
おーい、ここだよ、こっちだよ
と手を振っているようです 


 東京で、実際に苧殻を焚いて迎え火をする光景を見るのは珍しいことです 


 これでこのお家のご先祖さまも間違いなく、この場所にたどり着けるでことでしょう 





 おばあちゃん
「サチコ、たでぇ~


 コチサ
「おばあちゃんは、迎え火をしなくてもやって来るね 


 おばあちゃん
「まぁな、東京は住宅が密集してるから危ないからな。
お前が苧殻を焚く前に来てやってるんや (^^)/」


 コチサ
「おばあちゃんは、お盆に関係なく年中やってくるよね 


 おばあちゃん
「天国には、お前に伝えたい面白い話が多すぎてな。
ほらワタシもお前に似て、面白い話を誰かに言わないではいられないタイプやしな (^_^;)」


 コチサ
「おばあちゃんがコチサに似たんじゃなくて、コチサがおばあちゃんにたんでしょ 


 おばあちゃん
「東京と香川で、お盆がひと月ずれていて助かるわ ^_^;」


 コチサ
「8月になったら、実家で苧殻を焚かれて呼ばれちゃうもんね 


 おばあちゃん
「そうなんや、あの煙を焚かれるとい込まれるように呼ばれるんや ヽ(^o^)丿」


 コチサ
ハクション大魔王が壺に帰るときみたいだね 


 おばあちゃん
「まぁ呼ばれるうちがせや (*^^)v」





 そして我が家で三日間くつろいだおばあちゃんは、また天国に戻って行きました 


 コチサは送り火もしなかったけど、あのお家では今日もまた夕方、苧殻を焚いてご先祖さまを送り返すことでしょう 



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