アッカンベー 

桜餅の画像


 かれこれ一年ほどのお付き合いになる盲人さんのガイドで、娘さんの小学校の発表会のお伴をさせていただきました 


 ご夫妻とも盲人ですが、10歳になる娘さんは晴眼者です 


 晴れの日なので正装をしてのお出かけということで、コチサも数少ないワードローブの中から選りすぐったもので出発です 


 娘さん(ユカちゃん)は、最初の頃こそコチサに対して人見知りをしていましたが、今ではコチサにもだちのように接してくれます 


 まだ反抗期も残っていて、お母さんに怒られた時など、「アッカンベー」をして、コチサにニヤリとするのですが…





 お母さん
「ユカ、今、『アッカンベー』をしたでしょ。
お母さんは目が見えなくても、ユカの事だけは何でも見えるのよ 





 という再びのお叱りを受けて、やはりコチサに目配せで、『お母さん、スゴイでしょ!』と同意を求めてきたりします 


 さて、この日のステージのユカちゃんは、一列に並んだ同級生たちと一緒に、大きな声を張り上げ、歌い踊り、精一杯の熱演をしていました 


 他の子どもたちが、自分たちの親にアピールするように、ユカちゃんも笑顔で力強く自分の存在をお母さんに訴えています 


 ユカちゃんは、お母さんの言葉をじています 


 『お母さんは目が見えなくても、ユカの事だけは何でも見えるのよ


 その言葉を信じています 


 そしてその言葉をコチサもじています 


 通常、観劇などのガイドの時は、横から小声で状況説明の通訳をするのですが、今回は敢えて何も言えません。
言いたくても、周りのお母さんたち同様に感動してしてしまって言葉が詰まっていたという状況もあります


 そしてフィナーレ


 周りの親御さんたちが立ち上がり拍手をするのと同時に、ユカちゃんのお母さんも立ち上がり、大きな拍手をしました 


 ステージのユカちゃんは、そのお母さんの姿をしっかりと捉え、お母さんは、ステージからのユカちゃんの視線を温かく受け止めました 


 『お母さんは目が見えなくても、ユカの事だけは何でも見えるのよ


 親子の絆って不思議です 


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