自動販売機 

自販機の画像


 我が家の前にある『ドリンクの自動販売機』は、型が古いのか廉価版なのか、喋りませんし、『当たり!もう一本!!』の特典もありません 


 それでも、距離的に近いので、つい購入してしまいます 





 コチサ
「キミも、『ありがとうございました』とか『おめでとうございます、たりです』とか言ってみたいでしょ 


 自動販売機
「ワシは職人だからこれでいいんじゃ。
最近の若いヤツは、やたら装飾を派手にしたり、金額を下げたりして、あの手この手で街角に立っておるが、ワシから言わせれば本末転倒じゃ (-"-)」


 コチサ
「これはこれは、『キミ』などと失礼な呼びかけをして申し訳ありませんでした 


 自動販売機
「ワシの務めは、適正な温度管理をして商品を保管し、つり銭を間違えないようにお返しをする。
それに徹していればいいんじゃ。
雨の日も風の日も、シンプルに故障をしないのが一番じゃ (^O^)」


 コチサ
「そう言えば、コチサがここに越して来た時から、ずーとここにいらっしゃいますね。
最初からあるから当たり前の光景になっていました 


 自動販売機
「良く見ておくれ。
アンタがここへ越して来た時から比べたら、もうあちこちだらけじゃ。
それに最近では、こんな古い販売機から買ってくれる人もめっきり少なくなった (^_^;)」


 コチサ
「コチサは買います。
家の前だし便利だし、ここで買って家に帰って飲む時に、冬も夏もちょうど良い飲み心地になってるんだもん 


 自動販売機
「それが職人技というやつじゃ。
まぁせいぜい美味しく飲んどくれ (*^^)v」


 コチサ
「はい。
ばいばーい。
また明日、お会いしましょう 





 そして翌日。


 自動販売機は撤去されていました 


 斜め前の乾物屋さんが店を閉めたので、契約がれたという事です 


 昨日飲まずに寝てしまったドリンクを冷蔵庫から出して飲むと、この時期には冷た過ぎて、頭がキーンとなりました 





 コチサ
「飲みやすいように温度管理かぁ~





 最後のドリンクが美味しく飲めなかった事が、とても申し訳なく感じた一日でした 


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