おはなしピエロ公演-「雪ダルビッシュ」 

2014-1お誕生日会1
「今年最初のお話の扉を開けまーす♪」


 今年初の「おはなしピエロ」公演です 


 園児たちは今日も元気いっぱいです 


 さて2014年最初のおしは…





 雪だるま作りの名人アキヒトくんは5歳の保育園児です。
 町の雪だるま大会で、誰よりも大きな雪だるま「雪ダルビッシュ」を作って優勝したものだから鼻高々です。
 会場となった「大通り公園」には、「雪ダルビッシュ」を中心に、参加者たちが作ったたくさんの雪だるまが展示されています。


 もう有頂天になったアキヒトくんは、自分は雪だるま名人だからと、お母さんの言う事も聞かずにお家のお手伝いもしません。
 挙句は「あーぁ、雪だるまになったら楽だなぁ~」などと言う始末。
 そんなアキヒトくんに、お母さんは、「じゃぁ雪だるまになっちゃいなさい!
 その一言で、アキヒトくんは雪だるまになって玄関の前に立つことになってしまいました。
 雪だるまなので、アキヒトくんは手も足も動かせません。


そして真夜中、人々が寝静まった静かな町を大通り公園からたくさんの雪だるまが歩いて来ました。
雪だるまたちはアキヒト雪だるまを従えて、再び大通り公園に戻って来ました。
雪だるまの集会は、こうして毎日、人々が寝静まった深夜に行われるのでした。
新人雪だるまのアキヒトくんは、雪だるまの親分である「雪ダルビッシュ」から、雪だるまの掟を学びました。


雪だるまの世界も楽ではありません。
人間の子どもたちに喜んでもらう為に、たくさんの守らなければならない掟があるのです。
失敗を繰り返しながらも、その掟を学んでいくアキヒト雪だるま。
ようやく一人前の雪だるまになった頃、春の足音が聞こえて来ました。


次々と溶けていく雪だるまの仲間たち。
雪だるま作りの名人のアキヒトくんなら、簡単に直してあげる事が出来ます。
でも、「雪だるまは、それを作った人間にしか直してもらってはいけない」という掟があります。
アキヒトくんは、消えていく仲間をただ黙って見ているだけです。


そしてついに「雪ダルビッシュ」も…
雪ダルビッシュを作ったのはアキヒトくんです。
アキヒトくんが人間に戻れば、雪ダルビッシュを直すことが出来ます。


容赦ない太陽の光りに溶けていく雪ダルビッシュ・・・


人間に戻る事が出来たアキヒトくんは、必死で大通り公園に駆け付けます。


そして…


アキヒトくんが見たものは…






 というお話しです 


 お話しが終わって帰り支度をしていると、例によって園児たちがやって来ます 





 園児1
「今日のお話も、なかなかかったよ 


 コチサ
「それはありがとうございます 


 園児2
「あのね、雪ダルビッシュがけていくところが可哀想だった 


 コチサ
「そうだね 


 園児3
「アキヒトくんが、がもっと早ければ良かったのに 


 コチサ
「うん、きっとそうだよ 





2014-1お誕生日会2
「ボク、こーんな大きな雪だるま作ったんだ♪」

2014-1お誕生日会3
「あーーーー、雪だるまになったぁ~」

2014-1お誕生日会4
「こ、声が出ない・・・」

2014-1お誕生日会5
「て、手が動かない・・・」

2014-1お誕生日会6
「あ、あれ、動いたぞ・・・」

2014-1お誕生日会7
「雪だるまの世界には、それを作った人間にしか直してもらってはいけないという掟があるんだ!」

2014-1お誕生日会8
「みんな、みんな、解けてく・・・(涙)」

2014-1お誕生日会9
「雪ダルビッシュ~ 雪ダルビッシュ」






 園児たちが、それぞれの感想を言いに来てくれます 


 誰に言われた訳では無いのですが、いつの頃からかそんな習慣が出来て来ました 


 園児たちのリアルタイムな感想はとても参考になります 


 論理的ではなく直感的に言う言葉だから、その奥にはとても大切なものが潜んでいる事に気が付きました 


 コチサはわざと帰り支度をゆっくりしながら、園児たちの感想を拾い集めます 


 今日もまた、大きな勉強をさせてもらった感謝を胸に、大きく手を振って保育園を後にしました 





 コチサ
「また来月! まったねー 


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