除夜の鐘 

浅草寺の画像


 弟:浩二
「姉ちゃん、今年もお寺さんで除夜の鐘を突かせてもらうん 


 姉:幼少コチサ
「当たり前やで、近所の子どもたちはみんな一回ずつ突かせてもろうてひとつ大きくなるんや 


 浩二
「今年はボクも姉ちゃんみたいにひとりで突きたいなぁ (^^)」


 姉コチサ
「まだ背が届かんし、紐を引っ張る力もないやろ。
また今年も和尚さんが抱っこして突かせてくれるわ 


 浩二
「ボクもひとりで突きたい <`ヘ´>」


 姉コチサ
「浩二が抱っこは嫌や言うんです。
ひとりで突かせてもらえんですか? 


 和尚さん
「ひとりは危ないし難しい、お姉さんと二人でやればよろしい。
ほれ、こうして一緒に引っ張って、はい離すぞ、イチ、ニのサーン~





 ぼぉぉぉぉ~ん!!!!! 


 間近に響くその音は、コチサと浩二の鼓膜を直接刺激しました 


 幼いコチサも浩二も、何か崇高な経験をしたような厳粛な気持ちになり、長い間耳が熱く脈を打っていました 





 和尚さん
「はい、ご苦労さん。
気を付けて階段を降りるんやで。
はい、次の人 (^^)/」





 コチサと浩二は、お互い無言できつくをつなぎ合って階段を下りました 


 幼いながらも、姉弟のを実感した瞬間でした 


 家に戻っても、頭の中は鐘の音の振動が鳴り響き、除夜の鐘で導かれた姉弟は、興奮気味にその感動を家族に伝えました 





 おばあちゃん
「えぇ経験をしたな。
それが除夜の鐘というもんや。
これで来年から、ふたりはまたひとつ大人になって、浩二は自分の事がなんでも一人で出来る子になるやろうし、サチコはどんな時も弟を庇う優しい子になるやろ 





 おばあちゃんはご満悦でした 


 そして元旦の朝 


 昨夜の除夜の鐘の経験に興奮してか、浩二はおねしょをしました 


 それを見つけたコチサは、大声で廊下を駆け出しました 





 コチサ
「お母さ~ん、おばあちゃ~ん、浩二がお正月の朝からおねしょをしたでぇ~、おねしょやでぇ~


 おばあちゃんの願いは元旦早々、はかなくれちったのでした 





 皆さま、本年一年、コチサブログをお読み下さりありがとうございました 


 2014年も、引き続きまして、コチサブログをどうぞよろしくお願いいたします 


 良いお年をお迎えください \(^o^)/


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