おはなしピエロ公演-「慌てんぼうのサンタさん」 

2013-11お誕生日会1
「おはなしピエロ、はじまりーはじまりー♪」


 恒例の、保育園での「おはなしピエロ」11月公演です 


 今回のおはなしは…





 サンタの国は、この地球の北の空高くにたくさん浮いています。

 サンタの国がなんで空高くに浮いていられるか?

 それは、子どもたちが歌ってくれる『祝福の歌』のおかげです。


 『祝福の歌』って?


 それは、
 ♪シングルベール、シングルベール、鈴が鳴るぅ~
 とか
 ♪真っ赤なお花のトナカイさんはぁ~
 とか
 ♪きーよしぃ~、こーの夜ぅ~
 とかの、クリスマスの歌です。


 サンタの国では、子どもたちに祝福の歌を歌ってもらえるように、クリスマスの季節になると、大きな白い袋にプレゼントをたくさん詰めてサンタクロースが地上に降りてくるのです。

 サンタクロースからプレゼントをもらった子どもたちは嬉しくて、サンタさんの前で
♪シングルベール、シングルベール、鈴が鳴るぅ~
と歌うから、そのサンタさんの住むサンタの国は祝福されて、また来年も空高くに浮いていられる事が出来るのです。


 さて、まだ11月なのに、
「メリークリスマス!」
と、ひとりのサンタクロースがやって来ました。

 このサンタさんは、「慌てん坊のサンタさん」です。

 間違えて一か月早くやって来てしまったのです。

 でもいつも慌てん坊で王様に叱られているから、今さら「間違えました」とサンタの国に帰って出直してくるわけにもいきません。

 慌てん坊のサンタさんは、考えた末、クリスマスの日までここに留まる事に決めました。


 でも…

 サンタさんもお腹が空きます。

 つい、大きな白い袋の中のプレゼントのお菓子に手が伸びてしまい、今日はひとつ、明日もひとつ、明後日もひとつ…

 やっぱり空腹には勝てません。


 そして、ついに待ちに待った12月のクリスマスシーズンがやって来ました。

 街はサンタクロースで大賑わいです。

 子どもたちはサンタクロースからプレゼントをもらい、祝福の歌を歌って大喜びです。


「あー、あそこにもサンタさんがいる、行ってみよう…
あれ? このサンタさん、プレゼントの袋が空っぽだ。
なーんだ、つまんない。みんなあっちへ行こう」


 そうです、慌てん坊のサンタさんは、プレゼントを全部食べてしまったから子どもたちに渡すプレゼントがいのです。

 プレゼントがなければ祝福の歌は歌ってもらえません。

 このままでは、慌てん坊のサンタさんの国はびてしまいます。


王様、申し訳ございません。
私のせいでサンタの国を亡ぼすことになってしまいました


 ひれ伏して大泣きする慌てん坊のサンタさん。


 そこへ、ハンカチを持った女の子と、マグカップを持った男の子がやって来ました。

サンタさん、かないで
サンタさん、ぼくたちと一緒に行きましょう

 サンタさんは、驚いて聞き返します。
どこへ行くんだい?

 すると、
プレゼントが無くても祝福の歌を歌ってもらえるところです
さぁ、サンタさん、一緒に行きましょう


 そして、二人の子どもに手を引かれてついて行った先は?

 そこで、慌てん坊のサンタさんが見たものは?






 以上があらすじですが、後半の子どもたちが登場するところからは、まったくのアドリブになります 


 あらかじめ、園児の男の子と女の子のふたりに、ハンカチマグカップを手渡しておいただけです 


 その子たちは、なぜそれを手渡されているかもわからない状態です。


コチサの
泣いているサンタさんの前に、一人の女の子がハンカチを持ってやって来ました
のセリフに果たして反応してくれるでしょうか 


 そして、連れて行く先は、来月行われる恒例のクリスマス会の会場です 


 そこで、園児たち全員が出演する『聖劇』の舞台で歌われる『祝福の歌』につなげるのが、このお芝居のゴールです 


 園児たちは、今の時期、ちょうど聖劇の練習の真っただ中のはずです。


 コチサのセリフをヒントに機転をきかして、この慌てん坊のサンタさんを、聖劇会場まで連れて行ってくれるでしょうか 


 園児全員が、この慌てん坊のサンタさんの為に『祝福の歌』を合唱してくれるでしょうか 


 事前にあらゆるパターンの予想をたてて準備をして行きました 


 そして、それでも園児たちの動きは予想をはるかに超えるものだという覚悟をしてみました 


 ところが…





 本当に機転の利く園児たちです 


 まるで水を得た魚のように、役者として完璧に演じてくれました 


 最後の大合唱まで順調に進み、この慌てん坊のサンタさんは、無事にサンタの国を亡ぼすことなく、迎えに来たトナカイに乗って帰って行きました 


2013-11お誕生日会2
「おじさんの名前は【慌てんぼうのサンタ】だよ♪」

2013-11お誕生日会3
「♪ジングルベル~ジングルベル~今宵はクリスマスイブさ~♪」

2013-11お誕生日会4
「うっ、間違えた(/_;) また失敗した・・・」

2013-11お誕生日会7
「お腹が空いてきたなぁ~」

2013-11お誕生日会6
「そうだ、このプレゼントの袋から、お菓子を一つだけ食べちゃえ」

2013-11お誕生日会5
「今日もまた一つ、次の日のまた一つ、そのまた次の日もまた一つ・・・」

2013-11お誕生日会8
「慌てんぼうのサンタさんは、プレゼントのお菓子を全部食べてしまいました」

2013-11お誕生日会9
「サンタの国の神さまぁ~、お許しくださいぃ~」

2013-11お誕生日会10
「ひとりの女の子がやってきました♪」

2013-11お誕生日会11
「男の子もやってきて、サンタさんをある場所に連れて行ってくれるというのです♪」

2013-11お誕生日会12
「♪お星が光るピカピカ~♪
園児たちの祝福の歌声が響きます」



みんなありがとう
みんなはお芝居も上手だね。
おかげで慌てん坊のサンタさんもホッとして帰って行ったよ 


 そういうコチサの言葉に、
本当にホッとしたのはサンタさんじゃなくて、コチサさんですよね
というように、先生たちのしい目が笑っていました 


コメント:

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する