清い心をありがとう 

ブランコの画像


 数日前からプレッシャーで胃が痛むような日々が続きました 


 担当者
「本当にすみませんが、よろしくお願いいたします !(^^)!」


 生まれつきの全盲に加えて、知的障害も抱えている9歳の男の子を、2時間ほどケアする事になりました 





 担当者
「取りあえず、公園に連れて行って。
ブランコに乗せて、うまくいけば2時間くらい乗り続けているから (^^)」


 コチサ
「うまくいかなかったら 


 担当者
「…大丈夫よ。 うまくいくわよ (^_^;)」


 コチサ
炎天下の中2時間は、熱中症の心配もあります 


 担当者
「そうね。 水分を補給させてあげて (^O^)」


 コチサ
「飲んでくれますか? 


 担当者
「飲むようにしてあげて ^_^」





 一応、資格を持っているとはいえ、何かあったらそれがなんの免罪符になるわけでもありません 


 もう胃が締め付けられるように痛くて、その日のを迎えました 


 公園で、道路で、街中で、涼みに入ったショッピングセンターで…


 ふたりで声を限りに、その場しのぎのを歌い続けました 


 普段は極端に人目を気にする自意識過剰のコチサですが、そんな事はどこかにすっ飛びました 


 事故が起きないよう、彼の意識がこの場から離れないよう、無我夢中でした 


 そして2時間後・・・





 担当者
「ご苦労さま、汗びっしょりね (^^)」


 コチサ
無事送り届けさせていただきました、はぁはぁ 


 担当者
「本当にねぇ、この子が『ありがとう』の一言でも言えば、あなたの気持ちも楽になるのにねぇ (^^)」


 コチサ
「いえ、とにかく無事で何よりでした 




 ・・・その時でした・・・




 9歳の○○くん
ありがと 





 久しぶりにが出てしまいました。


 彼にとって、「イヤー」「ウン」に続いて、3つ目に覚えた言葉でした 


 帰り道、コチサは
○○くん、こちらこそありがとう
その言葉を何度も繰り返していました 





 天の神さま
「こいつもなぁ~、せっかく「苦労が報われる感動」という清い心を得たのに、明日はケロッと忘れてしまうんだよな 


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