独身貴族 

黒電話の画像


 園子
「お母さんもだんだん足腰が弱ってきてなぁ(・。・;」


 妹が、電話口で近況報告をしてくれています 


 園子
「ずいぶん年を取ったな、苦労をかけたなって、今さらながら思うわ(ー_ー)」





 確かにそうなのかも知れません。


 子どもの頃のお母さんと今のお母さんがずいぶん違っているのは、事実です 


 を取ったのですから。。。


 写真なんかで比べてみると、それは一目瞭然です 


 でも、親子って不思議です 


 そういう明らかな客観的な事実があるのに・・・





 コチサ
「実際に会うと、今のお母さんが昔からのお母さんだった気がするよ 


 園子
「それはあるよね。
目の前で見る今のお母さんが、ずーとこのままだったがするのよね(^^)」


 コチサ
「お母さんは昔から白髪頭で、お父さんは昔からツルピカ頭だった気がするんだ 





 親が歳を取ろうと、子どもが成人しようと、親子関係にわりはありません。


 いつの時代も、大切な親であり、愛しい子どもです 


 だから、永遠に変わらないその関係の中では、外見さえも、
「今」を基準に、過去も未来も同じと思ってしまうようです 





 コチサ
「親子の間には、客観的事実とは別に、心の真実みたいのがあって、
それが、今のお母さんを絶対的なお母さんにしてるんだよ 


 園子
「よくわかるけど、客観的事実も事実だからね。
お母さんもお父さんも年を取ったし、もう絶対的に支えてもらう存在じゃないよ。
いつまでも親のスネをかじってはいられないよ(^_^;)」


 コチサ
「コチサはかじってないぞ 


 園子
「いまだにタダでおを送ってもらってるじゃない(ーー;)」


 コチサ
「そこか、今回の主旨は、、、


 園子
「だって、うちは少しだけど毎回お金を払っているのよ(-"-)」


 コチサ
ケチくさい事を言うんじゃない、コチサは長女だから当然なんだい 





 こんな時は、逆ギレして電話を切るのが一番です 


 妹は姓が変わり、嫁ぎ先の嫁として、気苦労もあるのでしょう。


 日々の生活の中での居所の悪い時もあります。


 そんなとき、気楽にノホホンと生きている姉に八つ当たりしたくもなるのでしょう 


 でも、実は妹は知っています 


 お父さんやお母さんが、園子からお米のお金をもらいたいなどとは
これっぽっちも思っていないことを、、、


 コチサ同様に、きなだけお米を送ってあげたいと思っていることを、、、


 でもお金を受け取ることが、
旦那さんが嫁の実家に気後れするようなことが無いようにという、
お父さんとお母さんの配慮なのだということを、、、


 もう暫くすると、冷静になった妹は、謝りの電話をしてくるはず。


 逆に、そんな配慮をされることのない姉が気の毒になって
「ごめんなさい」と言ってくるはず、、、





 園子
「もしもし、あのな、さっきは少し言いぎたわ。
私は嫁ぎ先の姓を名乗っているから、益田米を買うのは当然やし、
あんたは益田姓を名乗っているんやから、ただで食べるのは当然やわ(p_-)」


 コチサ
「わかってくれれば良いんだよ 





 コチサは声のトーンを落とし、少し傷ついた風を装い、
にいけない可哀想な姉』を演じます 





  園子
「お詫びと言ってはなんだけど、新鮮なが穫れたから送るわ 
良かったら食べてな!(^^)!」





 ラッキー! \(^o^)/


 自ら仕掛けてきたケンカとはいえ、園子はまたしても、
姉の策略にハマった事に、気づいていないのであった 


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