褒めて伸びるくん 

木造の学校の画像


 コチサ
「コチサは、『褒めて伸びるくん』なんですよ 


 子どもの時から、
叱られたら「もうイヤ」ってやめたり、その授業が好きになれずに終わってしまったり・・・
その反対に、嫌いな授業でも、
小さなことをめられれば、それがきっかけにどんどん勉強するようになったりしました 





 コチサ
「世の中には、「叱られて頑張る子」と「褒めて伸びる子」がいると言いますけど、
コチサは典型的な後者ですよね 





 元教師という、デイサービスに通っている80歳代のおばあちゃんは、
ニコニコとコチサの話を聞いてくれています 


 ここではみんなから、現役時代のままに『先生』という愛称で呼ばれています 





 おばあちゃん先生
「ワタシもそう教わって、生徒を教えたわ(^^)」


 コチサ
「先生だったら、生徒をひと目見て、この子は「叱って伸ばす子」か
褒めて伸ばす子」かがわかるんでしょうね 


 おばあちゃん先生
「でもね。ワタシは最後は、どの子にも叱って教えるようにしたのよ(^O^)」


 コチサ
「わぁー、じゃぁコチサが先生の教え子だったら、勉強大いの子になっていましたね 


 おばあちゃん先生
「嫌いでも、結局、勉強はしなくちゃならないの。
褒められて楽しく勉強するより、泣きながらイヤイヤ勉強して身に付けた方が良いのよ(^○^)」


 コチサ
「へぇーそうなんですか 





 コチサは全く納得しなかったけど、ここはデイサービスだし、
おばあちゃんに議論をふっかける場所ではなかったので、ニコニコしながら引き下がりました 





 おばあちゃん先生
「不満そうね。顔に出てるわ。あなたは典型的にめられて育った子ね(^_^;)」


 コチサ
「だから『褒めて伸びるくん』なんですよ。
それに子どもからみたら、叱ってばかりの先生より、褒めてくれる先生の方が人気が高いですよ 


 おばあちゃん先生
「ワタシも、生徒に人気が高い先生の方が良いわ(*^^)」


 コチサ
「でしょ。じゃぁ、先生は今から、生徒を褒める先生になりましょうよ 


 おばあちゃん先生
「ワタシも若い頃は、生徒をめる先生だったのよ。でもねぇ・・・」


 コチサ
「でも・・・」


 おばあちゃん先生
「褒めて育てた子は、傷ついた時に弱いわ(・_・)」


 コチサ
「・・・」


 おばあちゃん先生
「人は大人になれば、誰でも一度くらいは挫折するでしょう。
そのとき、褒めて育てた子はとっても弱いわ(__)」





 もっともっと聞きたかった 


 でも、おばあちゃん先生は、これだけ喋るのもやっとという感じだったし、
おやつの時間もやってきました 


 あとは、コチサが想像するしかない・・・





 おばあちゃん先生は、若い頃、一生懸命生徒を教えたのでしょう 


 優しくてキレイな先生は生徒の人気者だったはず 


 「褒めて伸びる子」を目の当たりにして、厳しいことを言う指導より、
優しく導く指導を心がけたのだと思います 


 そしてそんな教師生活を続けているうち、
社会人になっていった生徒たちが挫折を経験し、そのさまを見ている中で、
褒めて育てた子は、傷ついた時に弱い」という結論を導き出したのかもしれません 


 コチサは自分に当てはめてみて、妙に納得していました。


 叱られたらそれに刃向かうように頑張ることをせずに、
心地良く頑張ることの出来る環境を求めてさっと身をしてしまう 


 それは結果として、苦労をすることなく、
どんどん伸びていく自分を感じることが出来ることです 


 でも・・・


 あばあちゃん先生の長い教師生活は、その先を見ていた 


 目の当たりにしていた。


 自分が褒めて育てたばっかりに、大人になって大きな試練に立ち向かえず、
今度は逃げ回る道もなく、刃向かって頑張るノウハウも身につけていない・・・


 おばあちゃん先生の中で、「褒めて育てた子」はそんな印象になっていたのかもしれません 





 さぁ、お昼も食べたし、レクリエーションも楽しんだ 


 帰りの車も迎えに来ました 


 デイサービスのお年寄りが、ご自宅にる時間です 





 コチサ
「先生、今日はありがとうございました 


 おばあちゃん先生
「あなたは良い子ね。優しくしてくれてありがとう。でもね・・・」


 コチサ
「わかってますよ。褒めて育てた子は、傷ついた時にいんですよね 


 おばあちゃん先生
「あなたは良い子だから、心配だわ(p_-)」


 コチサ
「大丈夫ですよ。今日、先生が道を説いてくれたじゃないですか。
なんか厳しく叱られた感じです。
少しだけ『叱られて伸びる子』になれそうな気がしましたよ 


 おばあちゃん先生
「じゃぁ、あなたもワタシのえ子ね(*^^)v


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