おはなしピエロ公演-「父と娘」 

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「これから45分間、懐かしい時代にタイムスリップしますよー♪」


 昨日は、都内の特別養護老人ホームでの『おはなしピエロ』公演でした  

 今回は、敢えて顔なじみのお年寄りではなく、
新しい方々に知ってもらいたいというホーム側の意向と配慮でイレギュラーな展開となり、
コチサも少々緊張気味の始まりでした 





 今回のお話は・・・


 1975年、1984年、1993年と9年ごとの時代の中での、父と娘のお話です。


 1975年、娘は、
森昌子さんの「おかあさん」の歌、
♪痩せたみたいね、おかあさん~
を替え歌で
♪太ったみたいね、おかあさん~
とふざけて歌い、母親をからかい、


 父親には、一緒にお風呂に入りながら、
「お父さんの背中大きい」と驚きながら背中を流し、
同じく森昌子さんのデビュー曲「せんせい」の、
♪せんせい、せんせい、それはせんせいぃ~
の部分を

父さん、父さん、それは父さん~
と歌う、父親好きな6歳の小学校一年生でした 


 1984年、高校生になった彼女は、
松田聖子さんの

Kiss in blue heaven 連れていってね DARLIN
と歌う、おしゃれに気を使う娘になっていました 


 「その歌はなんという歌だい?、もう森昌子は歌わないのか?」
と聞く父親に、面倒くさそうに投げやりな返事で応え、
さっさと遊びに出かけてしまいます 


 母親の嘆きを聞きながら、父親は、
「今どきの娘は父親の衣服を、『一緒に洗濯機に入れるな』というらしいじゃないか。
それに比べたらウチは良い方だ」
しく笑います 


 1993年、世間に

心配ないからね 君の想いが
誰かにとどく明日がきっとある
(中略)
信じることさ 必ず最後に愛は勝つ~
とKANさんの元気いっぱいの曲が流れる中、
娘は、
「父さんに、会ってもらいたい人がいるんだけど・・・」
と、ぶっきらぼうに告げます 


 結婚式の前夜、父親の背中を流しに風呂場に入ってくる娘。


 戸惑う父と、
「お父さんの背中って、こんなにさかったんだね」
とつぶやく娘 


 父と娘に、母親、娘の彼氏などの会話が絡まって、
まっすぐだった一本の糸が、次第に絡まり、
そして、少しずつほどけて家庭を紡いでいく、
18年に渡るお話です 


 新しい世代に入った、家族の次なるステップにを持たせての終了です。






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「替え歌で父親を喜ばせる、6歳の頃♪」

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「母親には、変な替え歌を歌います♪」

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「父親が大好きな、ちょっとおてんば娘♪」

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「思春期に入って、父親との間に距離が・・・」

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「絡まった糸がほぐれるように、また家族に笑顔が・・・」

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「18年経って見るお父さんの背中に、涙が溢れる娘」

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「そして再び、あの替え歌を♪ 父さん、父さん、それは父さ~ん」

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「みなさん、またお会いしましょうねー」






 これまで、この施設のボランティアコーディネーターさんとの、
上演後の反省会などで、 お年寄りたちに見てもらうお芝居には、
『自分が一番輝いていた時代がテーマにあること』
『口ずさめる歌があること』
『笑い、共感、涙、感動が必要なこと』
『極端に悲しくなってしまう経験は避けること』

などの、いくつかのローカルルールを作り上げてきました 


 制限や縛りが多くなると、作り上げるまでがキツくはなるのですが、
上演後の満足感は比例して大きくなったりしてきます 


 今回もまた、新しいおじいちゃんおばあちゃんたちと仲良くなって、
また来てね
次も楽しみにしてるよ
などと声をかけられ、茶飲み話に引っ張られたりすると、
やっぱりこんな活動をさせてもらえているコチサは幸せものだと、
つくづく謝の気持ちが湧いてきます 


 さぁ、また次回の公演に向けて、
もっともっと喜んでもらえる、昭和のあの時代あの歌を紡ぎ出そう! 



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「♪痩っせたみたいね~ おかぁあさん~ (最後は皆で大合唱\(^o^)/)」



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