おはなしピエロ公演-「犬のおまわりさん」 

201606お誕生日会1
「♪い・ぬ・の~おまわりさん~」



 おはなしピエロ公演2016年6月のご報告です 


 新しいステージになって、園児たちとの距離感が少し出来てしまいました 


 そこで今回は一体感を狙って「ミュージカル風」な味付けをしてみました 


 今回のおはなしはとてもシンプルです 






 まいごのまいごの こねこちゃん
 あなたのおうちは どこですか
 おうちをきいても わからない
 なまえをきいても わからない
 ニャンニャン ニャニャーン
 ニャンニャン ニャニャーン
 ないてばかりいる こねこちゃん
 いぬのおまわりさん こまってしまって
 ワンワンワンワーン ワンワンワンワーン


 犬のおまわりさんが、警邏中に一匹の捨て猫を見つけます。

 雨風に打たれて汚れ、も絶え絶えの状態でした。

 犬のおまわりさんは、お昼に食べようと思って買っていた「パン牛乳」を捨て猫に与えます。

 そして
今では、お前を捨てた飼い主さんも後悔しているかもしれない。
お前がここでパンと牛乳を食べている間に、ボクはちょっと、お前を捨てた飼い主さんをしてくるよ


 そう言ってその場を離れます。

 犬のおまわりさんが戻って来た時、捨て猫はいなくなっていました。

 慌ててし回る犬のおまわりさん。

 しかし捨て猫は見つかりませんでした。


 そして一週間が経ちました。

 今日も元気に街を警邏している犬のおまわりさんに、一匹の子猫が近寄ってきました。

 それはそれは可愛い子猫でした。

 その猫を見て犬のおまわりさんは、あの汚れて息も絶え絶えだった捨て猫をい出しました。

 「あの子猫はどうしているだろう?
ミャーミャーととってもか細い声で鳴いていたあの猫は
?」

 するとその子猫が話し出しました。

 子猫
犬のおまわりさん。
私があの時の捨て猫です。
あの日、私はもう死んでしまうのかと思っていたら、犬のおまわりさんがけてくれました。
お腹を空かせた私に、犬のおまわりさんは自分の大切なお昼ご飯のパン牛乳をくれました。
美味しかったぁ~。
あのパンと牛乳で私はすっかり元気になりました。
自分で毛をなめて毛づくろいが出来るようになり、顔も体も元気になりました。
汚かった捨て猫の私が、元気に綺麗になりました。
そうしたら、通りかかった人間が、「可愛い、すごく可愛い」と言って、私を拾ってくれたのです。
その飼い主さんはとてもしい方で、私を可愛がってくれます。
おかげでこんなに元気になりました


 犬のおまわりさん
そうだったんだ。
あの後、ボクが戻ったら、君がいなかったからボクはとても心配したんだ。
でも、優しい人間にわれて行ったところだったんだね。
良かった。
キミはあの時よりも体も大きくなったし、とても元気そうだ。
あの時はれていたから、こんなに可愛い子猫だなんて思わなかったよ


 子猫
毎日、栄養のある美味しい食事をくれます。
とても美味しいです。
でも私は、あの時、犬のおまわりさんがくれたパンと牛乳ほど美味しいものはないと思っています。
私の命をってくれたパンと牛乳です。
私は、あの御恩は一生忘れません


 犬のおまわりさん
そんな御恩なんて嫌だなぁ。
ボクは犬のおまわりさんなんだから、困っている人を助けるのは当然のことだよ。
キミがせになって本当に良かった。
さぁいつまでもここにいると優しい飼い主さんが心配するよ、お家にお帰り。
はわかるよね


 子猫
はいわかります。
だって、私はもう迷子の子猫じゃないから、お家を聞いてもわかりますって答えられます。
犬のおまわりさん、本当にありがとうございました


 犬のおまわりさん
バイバーイ、子猫のミャー、元気に暮らすんだよぉ~。
良かった。
ボクは犬のおまわりさん。
毎日こうやってこの町をパトルールしているんだ。
だって、ボクはおまわりさんだからこの町を平和な町にするのが仕事だからね。
さぁ、みんなで一緒にボクの歌を歌って、今日はさようならだ。
せーの






201606お誕生日会7
「♪まいごの~まいごの~こねこちゃん~」

201606お誕生日会3
「♪あなたのおうちはどこですか~」

201606お誕生日会2
「♪おうちをきいてもわからない~」

201606お誕生日会9
「♪ニャンニャンニャニャーン」

201606お誕生日会8
「♪ないてばかりいるこねこちゃん~」

201606お誕生日会5
「♪いぬの~おまわりさん~」

201606お誕生日会6
「♪こまってしまって~ワンワンワンワーン」






 後半部分の会話の流れからもわかるように、全編「犬のおまわりさん」の大合唱の中でおはなしが進んでいきます 


 園児たちもノリノリで歌ってくれました 


 子猫のミャーの現在の元気な消息がわかった後は、園児たちも気持ちのもやもやが取れたようで、より一層の大声の合唱です 


 それにしても園児たちは、おはなしの内容をよくいてくれます 


 コチサがちょっとでも登場人物の名前を間違えると、すぐ正しい名前で突っ込んでくれます 


 それはお芝居の世界に入り込んでくれているということでとても嬉しいことだけど、演じるものとしてセリフを間違えるのはどうなんだろうと反省の帰り道でもあります 


 ではまた来月ヽ(^。^)ノ


 今度は絶対に間違わないように事前準備を万端にしてまいりまーす 





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