おはなしピエロ公演-「動物村の卒園式2016」
おはなしピエロ公演2016年3月のご報告です

今年もまた卒園の時がやってきました

今回の卒園生の中にも、5年間60回に渡りおはなしを聞いてくれた園児たちが複数います

(まだ言葉もわからない0歳の4月から聞いてくれていたんだね)
毎月一回の定期公演「おはなしピエロ」・毎年3月は、この卒園生たちへのプレゼントとして「動物村の卒園式」というおはなしを聞いてもらっています

毎年のことなので園児たちも楽しみにしてくれています

そのおはなしの内容は…

動物たちが仲良く暮らす動物村では、保育園の時だけが、いろいろな種類の動物が一緒になってお勉強やお遊びができる時間です。
小学校にあがると、それぞれの動物たちは、象さんは象さんだけの象さん小学校、キリンさんはキリンさんだけのキリンさん小学校に行くのです。
仲の良かった動物たちは、小学校に行くと離れ離れになってしまうのです。
動物村では、たくさんの動物が一緒に仲良く過ごせるのは保育園まです。
だから動物村の保育園では、卒園式が近づくと別れを寂しがる動物たちがたくさん出て来ます。
特に仲が良かった、「ウサギさん」「クマさん」「おサルさん」「タヌキさん」の園児たちはもう今から大騒ぎです。
…というテーマのもと、毎回「ウサギさん」「クマさん」「おサルさん」「タヌキさん」の珍騒動と感動のフィナーレにつながっていく話です。
「卒園ダンスの練習するよー by ウサギさん」
「わーいわーい卒園ダンスー byおサルさん」
「なにやら悩んでるタヌキさん」
「こちらも落ち込んでるクマさん」
「そこでみんなで話し合い・・・」
「最後はみんなで卒園ダンス~♪」
今回も実際に卒園していく園児たちの名前が、各動物の名前になって物語の中に登場していきます

園児たちは、
自分はどの動物なのか?
どんな役割なのか?
わくわくしながら「その時」を待っています

そして…
「そういって、木から落ちそうになる仲間を助けに飛び出したのは、おサルのメイちゃんです!」
などと、自分の名前が出た時は大騒ぎです

今回の卒園生は総勢22名

この子たちを、物語に均等に配置し、各自3回ずつのセリフを回します

これがコチサにとっては、年々きつくなる暗記力との闘いです

また、先生たちも真剣です

呼ばれなかった子がいたり、名前が違っていたりする子がいたら、大変です

神経を集中してチェックしてくれています

子どもたちの記憶力は、ものすごいものがあります

自分以外でも、誰がどの動物なのか、まだ誰が登場していないのかを、ちゃんと把握しています

だから最後の22番目のウサギのシンノスケくんの時など、コチサが、「それは、ウサギの…」と言った時点で、「シンノスケくん!」と声が上がります。
(これはちょっと感動的で、コチサもうれしくなってしまう光景です(#^.^#))
そして物語は大団円を迎え、みんなが大騒ぎで一丸となった25分が無事に終了しました

満足げな園児たちの声の陰から、大人たちの「ふー良かった」というため息が聞こえます

そして神経を張り詰め過ぎてあきらかにげっそりしているコチサ…

さすがに先生たちも、「来年は24名ですよ」などと軽口は言ってこられないようです

(数年前から、そういう傾向を感じているコチサ…(/_;))
でも頑張ろう

年々記憶力は減退してきているけど、1年間のコチサからの感謝の気持ちです

さぁ卒園生の皆さん、元気に小学校へ行ってらっしゃい~


そしていつか大きくなった時、聞いてくれたおはなしのひとつでも思い出してくれれば嬉しいかな

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