いま 

ランニングシューズの画像


 コチサ
「えっ? ?」


「ボクだよ、ボク、シップウだよ」


 コチサ
「えっ? 湿布?」


「違うよ。 疾風だよ。
ボクを買ってくれた時に、夢と希望に溢れていたキミがボクに付けてくれた名前だよ」





 いつの間にかシューケースの奥に押しやられていた、ランニングシューズの「疾風太郎」の嘆き節でした。





 コチサ
「そうだよね。
この夏が終ったらまたお世話になるよ 





 その言葉を聞いて疾風太郎は大きく息を吸い込み天を扇ぎ、「ダメだコリャ」という顔をして黙り込みました。


 本当にやる時の人間は、来週からとか、夏が終わったらとか、先を設定して動かないものです。


 やるのはだけなんですから。





 コチサ
「でも、でも、本当にやるよ。
今はさ、こんなに暑いから、走ったら倒れちゃうし、それにさ、、、





 何を言っても、もう疾風太郎はだんまりを決め込んだようです 


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